歓迎のことば

群馬県スケート連盟
会長 狩 野 浩 志

  第41回全日本学生スピードスケート選手権大会が、ここ渋川市伊香保町で盛大に開催されますことをお喜び申し上げますとともに、全国各地よりお越しいただきました選手・監督、関係役員の方々を心から歓迎申し上げます。

 さて、本大会は長年にわたり本県群馬で開催し、学生スケーターの登竜門として、五輪メダリストを含む多くの名選手を輩出してきました。

 今シーズンは、今夏の東京2020五輪に続き、北京五輪が開催されます。かつて本大会で活躍した、本連盟所属の新濱立也選手や、土屋良輔選手をはじめとする、多くの選手が力を出し切り、メダルを獲得されることを祈念いたします。

 本大会に参加する選手諸君は、コロナ禍での多くの制限の中、厳しい練習を続けてきたことと思います。日頃の練習の成果を十分に発揮していただき、次のステップへ駆け上がるとともに、選手相互の友情の輪を一層広げられ、ここ伊香保の地が、思い出深く皆様の心に残る大会になりますようご期待申し上げます。

 結びに、本大会の開催にあたり、ご尽力を賜りました関係各位に心より感謝申し上げ、歓迎の言葉といたします。


開催によせて

(一社)日本学生氷上競技連盟
会長 福田 弥夫

 第41回全日本学生スピードスケート選手権大会が、群馬県スケート連盟の皆様のご理解と献身的なご協力によって開催することができますことは、大きな喜びであります。この大会は、昭和55年から群馬県において継続して開催されており、新型コロナウイルス感染症の感染下ではありましたが、昨年度も群馬県スケート連盟の皆様の協力のもとに開催できました。40年以上にわたって学生スピードスケートの普及と強化のために主管を務めて下さっております群馬県スケート連盟の皆様には、心から御礼を申し上げます。

 今回の大会から、従来の総合選手権部門とスプリント総合選手権部門スプリント部門という競技から、距離別の大会へと変更されました。競技内容は変わりましたが、各選手が氷上でコンマ01秒の記録を争う大会であることに変更はありません。

 ご承知の通り新型コロナウイルス感染症は感染拡大を続け、本年8月20日には1日あたりの全国の感染者数は2万5千人を超えました。その後感染者数は減り続け、全国各地に発令されていた緊急事態宣言やまん延防止等重点措置は9月30日で解除されました。現在のところ感染の再拡大の兆候は見られませんが、第6波の到来も予想されているところであります。今大会は、選手・スタッフなどのチーム関係者はもちろんのこと、競技役員の皆様にも事前のPCR検査をお願いするなどして、厳格な新型コロナウイルス感染症対策の下で開催することとなりました。明年1月に開催される第94回日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)も、厳格な新型コロナウイルス感染症対策を施す予定です。

 明年2月には冬季オリンピック大会が北京で開催されます。候補選手の多くが学生時代にこの伊香保リンクにおいて記録へ挑戦してきました。参加される選手のみなさんにおかれましては、伊香保の銀盤で新たな記録誕生へ向けて果敢に挑戦し、この大会に参加される皆さんの中から、一人でも多くのオリンピアンが誕生することを祈念し、私の挨拶といたします。